まさかメガネ酔い!?買ったばかりの眼鏡に酔うときの3つの対処法
お気に入りのフレームを発見し、視力検査を終え、完成した眼鏡を受け取り…。
新しい眼鏡を意気揚々とかけた、その瞬間!
- なんだか頭が痛い
- くらくらする
- 首や肩が凝る
- 船酔いみたいに気持ち悪い
こんな目に遭ってしまったことはありませんか?
私はよくあります。
つい先日も新しい眼鏡を購入したのですが、周りを見回すだけで頭がクラクラ、首の後ろがギシギシ痛んで大変でした。
これは困った!ということで、眼鏡屋さんで働いている友人に相談をしてみると、眼鏡酔いは本当にちょっとした要素が原因で引き起こされていることがわかりました。
今回は、私のように安易な気持ちで買った眼鏡で苦しむ人がひとりでも減ることを願って、眼鏡酔いが起きてしまったときの対処法について書こうと思います。
一番の原因は「度が合わない」こと!
そんなの知ってるよ!と言われてしまうかもしれませんが、意外にこのことが原因の眼鏡酔いに苦しんでいる人は多いものです。
度が合わないといっても、その原因はさまざまです。
ひとつめの理由は、一時的に視力が落ちてしまっている状態で、眼鏡屋さんで視力検査を行った場合。
たとえば、
- 視力検査の直前に瞬きもせずスマホに集中していた
- 前日の夜から朝までゲームに夢中になっていた
- 無性に目がかゆくて、ゴシゴシこすってから視力検査に臨んでしまった
などなど。
長時間のスマホの使用やゲームは眼精疲労を引き起こし、視力の低下を招きます。
しかし短時間であっても、近くの物を見つめ続けることで、一時的に視力は落ちてしまうのです。
また、目をこする等で眼球に小さな傷がついたり、目の周りの筋肉にダメージが与えられることも、視力に影響を与えます。
目の周りは皮が薄いため、少しの力でも簡単に傷ついてしまうのです。
視力検査の前は、
- 遠いところにある緑色のもの(木など)を見つめる
- スマホやゲームは控えるようにする
など、瞳のケアに気をつけましょう。
ふたつめの理由は、視力検査でズル・小細工をしたために、本来の必要な度数よりも低い度数の眼鏡が完成してしまった場合。
そんなことをする人がいるの?と思われてしまうかもしれませんが、笑い事ではなく本当にいるのです。
ズルや小細工というと大げさに聞こえるかもしれませんが、
- 目を細めて視野を狭めて見る
- 検査用眼鏡をかける前に、両目で視力検査表をそれとなく見て暗記しておく
というと、ドキッとしてしまった方もいるのではないでしょうか。
視力検査は正解・不正解があるため、なんとなく正解したくなるという気持ちはわからなくもありません。
でも、全部正解したら花丸満点!豪華景品をプレゼント!というわけでもないのです。
無意味な努力はせず自然体で視力検査に臨みましょう。
特に
- 目を細めて視野を狭めて見る
これは危険です。
理由は簡単です。目を細めた状態で視力検査をすると、通常よりも遠くの位置でピントが合いやすくなります。
そうして作られた眼鏡は、当然ですがそのままかけると若干ぼやけた見え方になってしまいます。
すると、人体はピントを正しく合わせようと、無意識に目を細めるようになるのです。
さて、ここで是非鏡を見てみてください。
遠くの物に目を凝らすよう、眉間にしわを寄せ、ぎゅっと目を細めてみます。
…おわかりですね?
目を細めて視力検査をすると、この眉間にしわを寄せたブサイクな顔が地顔になってしまうのです!
元がどんなにきれいな顔でも簡単に台無しにしてしまう、なんておそろしい眼鏡なのでしょう。
どうですか? 想像するだけで、なんだか背筋が寒くなってきませんか?
また、目を細めるという行為には、眼球に圧力をかけて変形させてしまうおそれもあります。
私のように取り返しの付かない視力になることのないよう、視力検査には正々堂々、自分の素の実力で挑むようにしましょう。
フレームの形を見直してみよう
視力検査はきちんとやったよ!という方の場合、フレームの方、言い換えればレンズの大きさに問題があるのかもしれません。
眼鏡のレンズは大きければ大きいほど、上下左右に歪みが生じることになります。
そしてその歪みは、度数が高ければ高いほど大きくなります。
眼鏡のフレームがシャープな形をしている場合は、それに合わせてレンズも細長く切り取られます。
このとき、左右の歪みは仕方ないにしても、上下の歪んだ部分はカットされることになります。
結果、眼鏡をかけた際の視野が狭くなる代わりに、歪みの影響を大きく受けることもなくなります。
しかし、眼鏡のフレームが大きい眼鏡の場合。
レンズはほとんどカットされることがなく、上下左右の歪みもそのままダイレクトに視界に影響してきます。
そうすると、まっすぐ前を向いているにも関わらず、眼球が視界の端にある歪みまでしっかりと拾い上げます。
いつもと違ういびつな見え方に、眼球はどんどん疲労していき、船酔いのような気持ち悪さや首・肩の凝りが引き起こされるのです。
最近は伊達眼鏡風の、フレームの大きいオシャレ眼鏡が流行っていますよね。
私も少しでも自分の顔をよく見せたくて、安い眼鏡屋さんのオシャレ眼鏡に手を出したものです。
しかし、私の視力は0.1以下。
レンズはフレームからはみ出すほどに分厚く、顔の輪郭がくっきりと二重に見えるほどです。
いわんや瞳の大きさをや。
ただでさえ小さいつり目がよりいっそう小さく、見えているのかも定かでないレベルに縮小されているのは言うまでもありません。
そんな状態で無理してオシャレ眼鏡に買い換えたところで、いったい何が変わるというのでしょう。
一万円をドブに捨てる前の自分に言ってあげたいです…。
乱視がある場合はお店に申告を
乱視用の眼鏡のレンズは製造が非常に難しく、本当ならば簡単な検査で作れるものではないそうです。
乱視が入っていることがわかっているのであれば、視力検査前に検査の担当者にそれとなく申告しておくのが良いでしょう。
できればローコストメーカーではなく、そこそこお値段のはる眼鏡屋さんのほうが安心と聞きましたが、じっくり違いを確認できたわけではないので噂程度にとどめておいてください。
【まとめ】眼鏡酔いの対処法とは?
まず、度数の確認!
次に、フレームの選択!
最後に、乱視の申告!
特に視力が著しく低い人は要注意です。
目先のかわいさや格好良さにとらわれず、自分の目に合った眼鏡を選ぶようにしましょう。
最後に
自分の視力にふさわしくないおしゃれ眼鏡をうっかり買ってしまったそこのあなた。(つい先週の私のことですが。)
いっそのことコンタクトレンズにしてしまうというのも、ひとつの手だと思います。
私も普段は眼鏡ですが、運動するときや女子会のときなどはコンタクトレンズを付けていきます。
分厚いレンズで豆粒のようになった瞳で女子会へ行くと、舐められるからです。
(気のおけない友人だけの食事会なら、そんなことはないんですけどね…。)
今はインターネットで安く気軽にコンタクトレンズが買える時代になりました。
おしゃれ眼鏡探しに疲れたのであれば、コンタクトレンズを作ってみてはいかがでしょうか?
新しい自分の姿に、自信を得ることができるかもしれませんよ。
目が悪い人も、目がとてつもなく悪い人も、良い眼鏡&コンタクトライフを!